紙芝居について

紙芝居は日本独自の文化です。一枚一枚の絵にセリフが書かれており、ページを順番にめくることで物語が展開されます。

この紙芝居「ケイちゃんの消えない雲」は、原爆投下時の日本の体験を基にした作品です。

登場人物は実在の人物、小倉桂子さんです。2022年、この紙芝居の作者でありジャーナリストの吉村大作が、核兵器保有国やウクライナ難民の画家など10名以上と共に広島を訪れました。そこで、吉村たちだけのために、広島の被爆者である小倉桂子さんと長崎の被爆者である早崎伊之助さんによる講演会が開催されました。

この紙芝居は小倉桂子さんが主人公で、広島と長崎で実際に確認されたノンフィクションの出来事を繋ぎ合わせて物語が作られています。

恐ろしく言葉では言い表せない被爆体験が数多くありますが、紙芝居の内容は小さなお子様からお年寄りまで、どなたでも読みやすい内容にしました。

紙芝居では、核兵器がもたらした人類の虐殺、都市の破壊、そして黒い雨による疫病の実態を紹介。被爆者のメッセージとして「核兵器は二度と使ってはいけない」、そして、「世界中の人々が平和と幸福を享受すべきだ」という訴えで締め括られています。

この紙芝居の唯一の目的は核兵器の廃絶です。

しかし、誤解を恐れずに申し上げたいことがあります。この紙芝居のスタンスは、核抑止力を支持するか、核廃絶を支持するかに関わらず、すべての人に読んでいただきたいということです。紙芝居を通して、この世界で起こっている事実を全世界に伝えていきたいと思っています。人々がこの事実を知り、政治や社会と個人を切り離して考えるならば、核兵器がもたらす被害を誰も認めなくなるでしょう。

したがって、私たちはそれぞれの立場についてコメントすることはいたしません。核兵器が世界に何をもたらすのかを描いたこの紙芝居が、世界中のすべての市民にとって教訓となることを心から願っています。この紙芝居が世界中に広まれば、世界はより正しい方向へと進んでいくと信じています。

『ケイちゃんの消えない雲』 作者:吉村大作

作者:吉村大作

大阪を拠点に活動するジャーナリスト。小学校の卒業文集で「この世から戦争をなくしたい」という夢を描き、30年後、その夢を実現するため『ケイちゃんの消えない雲』を制作。2025年の大阪万博開催期間中には、世界中の人々に向けて大阪の街頭でこの紙芝居を英語で上演しました。

イラスト:ユリア・ボンダレンコ

日本在住のウクライナ避難民のアーティスト。広島平和記念公園と広島平和記念資料館を実際に訪れ、平和を希求するウクライナ人としてイラストを担当しました。

モデル:小倉桂子

彼女は8歳の時に広島で被爆。英語も話せる被爆者で、世界各国の指導者や著名人が彼女に会いに来ます。世界各国で被爆体験を語り継いでいます。

どなたでも無料で
紙芝居をダウンロードできます。

  1. HOME
  2. 紙芝居について