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折り鶴再生しおり 受験生に

2026年2月16日 朝日新聞
受験生に諦めない気持ちを届けようと、大阪市で平和活動に取り組む団体「N4_project」が5日、横浜市立市ケ尾中学の3年生に、広島市の平和記念公園の折り鶴を譲り受け再生した紙からつくったしおり200枚を寄贈した。
企画したのは団体の代表・吉村大作さん(45)。寄贈式には、吉村さんとしおりを制作し、平和記念公園に立つ「原爆の子の像」のモデルとなった故・佐々木禎子さんのおいの佐々木祐滋さん(55)が出席した。
禎子さんは広島市内の自宅で家族と被爆し、白血病を発症してわずか12歳で亡くなった。快復を願って千羽鶴を折り続けたことから、折り鶴は平和運動の象徴となった。
しおりはもともと、原爆の恐ろしさを伝える紙芝居「ケイちゃんの消えない雲」を広めるために吉村さんが中心となって作成したものだが、「最後まで諦めず前に進み続けた禎子さんの勇気を受験生にも感じてもらいたい」と今回、受験生に配布することにした。佐々木さんは「ぜひ目の前の大きな壁を突破して欲しい」とエールを送った。
3年生を代表し、しおりを受け取った生徒会長の山内羚央奈さん(15)は「自分を信じて最後まで走りきりたい」と話した。